「typographics t」308号、2024年10月発行
¥1,000 税込
送料が別途¥580かかります。
B5判 40ページ
表紙はデザインに合わせて竹尾の用紙からセレクト。毎号違うので読むだけでなく読む時の手触りも味わっていただけます。用紙スペックも掲載しておりますので、紙見本としても活用いただけます。
[特集] 篠原榮太からの贈り物
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篠原榮太氏は紹介するまでもないでしょう。本協会の創設者の一人であり、デザイン業界の重鎮として、デザインした数々のタイトルは一般にもよく知られています。今回の特集に作品を選ぶことは不可能に近いとすぐに気付きました。彼が遺した仕事は多岐にわたり、あまりにも膨大だったからです。篠原榮太という人物と作品もいくつか知っていましたが、この特集を通して50年以上にわたり彼が成し遂げた仕事の量を垣間見ることができ、大変感銘を受けました。
協会員に篠原氏のことを尋ねると、「贈り物をよくいただいた」という共通のコメントがありました。この「篠原榮太からの贈り物」特集が、篠原氏からJTAの現在と未来のメンバー全員への「最後の贈り物」のようなものになることを、t誌編集チームと共に願っております。
編集長 ブラザトン・ダンカン
[連載] JTA TOURS
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国内だけでなく海外にも散在している日本タイポグラフィ協会の会員を紹介するコーナー。タイポグラフィへの取り組み、デザインに対しての考え方、今後のチャレンジなどの内容とともに、普段のお仕事も拝見。さらに各会員が活動している地域のおすすめスポットを紹介。毎号2人が登場。
JTA TOURS 017:加藤雅士 & 群馬県・高崎市
JTA TOURS 018:Wang Yichin & Beitou (Taipei)
[連載] アドベンチャー・タイプ Episode 9 「ついに ついに ついに始動!」
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「いってみよう、僕らと今、新書体の制作へ~ヘイ!」
日本タイポグラフィ協会の新書体制作へと大冒険中のダンカン・オガワ・カンダ。 今回のエピソードでは、全知全能の力ある言葉の神に、新しい書体にふさわしい言葉をお願いしに参る。ダンカンが地面に全身を沈めながら、オガワがこれまで決して人に譲らなかったドーナツを差し出しお願いをする。どのような偉大なる言霊を手に入るのでしょう。お楽しみに!
[特別コンテンツ] 日本タイポグラフィ協会「男女比のアンケート」結果(2023年4月3日実施)
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本協会において、「日本タイポグラフィ年鑑」に関する活動を担当している出版委員会が毎年いろんな議論を行なっています。2022年、委員会の議論の中から「男女比」についての問題提起が上がりました。背景には、世界経済フォーラム公表の「ジェンダー・ギャップ指数2022」の数値が、日本は146カ国中116位(2022年)であったことや、「ジェンダーバランス白書2022」において、表現の現場においてもジェンダーバランスの偏りが大きく「男性が審査し、男性が評価されやすい」という言葉があったことなどが挙げられます。この議論を受け、まず協会員の意見を調べることを理事会で決定し、2023年4月3日、「理事の定員」・「年鑑の審査委員」の男女比についてのアンケート調査を実施いたしました。JTA会員142名の中、76名(54%)から回答いただきました。その結果を掲載すべきだと理事会で決定したため、このたびtypographics t誌の紙面内で記録を公開いたします。
[連載] GLOBAL TYPE RELAY: NEW YORK(Nat Pyper)
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バトンリレー形式で国際的タイポグラフィデザイナーを紹介する英文での連載記事。次の方を紹介してもらう際に1つだけ条件があります。次回は別の国の方へ。世界の文字デザイナーを通して最終的にどこまで行き着くか分からない楽しい企画。
第9回 はニューヨーク在住のアルファベット・アーティスト、ナット・パイパー氏。
[連載] 21世紀の欧文書体(第13回)
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欧文書体を紹介するウェブサイト「TypeCache」の運営のほか、『定番フォントガイドブック』の共同執筆者であるタイプキュレーター Akira1975氏が紹介する、いま「世界で当たり前」の書体ファンダリーと新しい欧文書体。毎回2つのフォントを選んで詳しく掘り下げます。
第13回では「Omnes」(書体ファンダリーDarden Studio)と「Ambroise」(書体ファンダリーTypofonderie)を紹介します。
[連載] 組版とDTPとタイポグラフィ(第13回)
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書籍デザイン・組版・DTP、欧文組版監修、組版セミナー講師などに携わるコン トヨコによる、実務に役立つ、美しい組版を実現するために知っておきたい「マイクロタイポグラフィ」のための基礎知識。
2023年11月の「Adobe MAX Japan 2023」にて、Illustratorの「統合テキストエンジン」を進化させるアップデートの開発が始まっていること、そして、テキストエンジン開発に伴う「開発サイドとユーザーの葛藤」を回避するための新機能「文字組み更新」を同時に開発していることが発表されました。まもなくIllustratorユーザーにとって大きな変化がやってきます。第13回では、この「文字組み更新」機能を使うための準備に役立つ情報を紹介します。
日本タイポグラフィ協会のInformation
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・第24期2023年度通常総会および第23回佐藤敬之輔賞ならびに日本タイポグラフィ年鑑2024表彰式を開催
・第2回「文字であそぼう」プリントTシャツ体験ワークショップ開催
・新入会員の紹介
MORISAWAフォントの連載広告「字空便」08
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毎回デザイナーがモリサワのフォントのフォルムに注目して空間を「ジクる」広告。
デザイナー:MoolongType、JTA会員の木龍歩美(Ayumi Kiryu)。
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